【新唐人2014年5月21日】最近、中国では全身武装した警官隊によるパトロールが各地で現れています。先日、江蘇省南京市警察当局も、毎日5000人の武装警察と装甲車をパトロールに導入すると発表しました。地元市民は、現在の情勢に対する当局の不安が垣間見えると話します。
5月19日、南京市警察当局はいわゆる「武装警察巡邏宣言大会」を行い、新たに購入した武装パトカー52台、パトカー128台、移動式警務車14台、および装甲車2台を披露しました。
南京市では今後、毎日5000人の武装した警官がパトロールに導入されるそうです。
では、当局がパトロールを強化することで、市民は安心して暮らせるのでしょうか。
南京市民 陳素英さん
「南京も北京も同じで、警察が銃を持っています。庶民は銃を見た事もなく、これは決して良い事ではありません」
先日、北京の街頭に150台の武装パトカーが現れてから、上海にも衝鋒隊が現れ、各地でも次々武装パトロールが行われています。南京市の異見者、孫さんは、当局が相当恐れていると話します。
南京市異見者 孫さん
「内外の矛盾がすでにここまで来ています。当局が暴力的な手段を採り続けるのであれば、最終的には人々を反抗者へと駆り立て、倒れるのはこの政権です」
ある市民は、当局が警察を利用して暴力的に治安維持を図ろうとしても、安定どころか、却って社会の矛盾を激化させ、早かれ遅かれこれらの矛盾は爆発するだろうと示しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/05/20/atext1110728.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)